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monthly panda back issue
「はいから魂」      2004年4月


「光りパン」の目と鼻の先にある
路面電車の駅「六本松」。
それを右に見てしばらく行くと
二股に道が分かれている。
線路と分かれてすぐに
「六本松第一」という映画館があった。
この名前の響きが何とも言えず好きだった。

大牟田にいた頃
「オズの魔法使い」を町へ観に行ったが、
半日がかりの大仕事だった。
そして更に僕の幼い脳裏は混乱をきたした。
なんてったってブリキの人形が
人間と同じように動き喋る。
ただただ不思議でそのことだけが引っかかって
流れについて行けず、
それ以来僕にとって映画館は
日常からうーーんとかけ離れた神秘の場所となった。

この福岡に来たらなんと目の前にそれが在る。
いやがおうにも僕の“はいから魂”を刺激した。
日曜日は暗いうちから目を覚まし、
子供向けの「早朝サービス格安料金映画大会」に駆け込んだ。
映画館を出る頃には、すっかり「笛吹童子」となって
♪シャラーリシャラリーコ♪シャリーコシャラレーロ♪
♪誰が吹くのか不思議な笛を♪
 ♪タンタンタンタンタン・・・・・・♪♪♪
と唄いながら電車道を練り歩くのだった。
                    つづく
 
春爛漫桃のすけ。
 
 
3月 4月 5月
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